和声法って何を勉強するの?オススメ教本情報あり

コラム

和声法っていったい何?

和声法って何を勉強するのか知っていますか?
音高や音大を目指そうとする人や在学中の学生がよく勉強しているものですよね。

今回は和声法の導入として、和声法で何を勉強していくのかについて紹介していきたいと思います。

和声法とはこんなもの!

アナタは音楽を聴いていて、泣けてきたり心を揺さぶられたりした経験がありますか?
そういった曲は、なぜ人の心を揺さぶることが出来るのでしょうか。
もちろん演奏者というフィルターを通し、そういった音として耳から聞くことで心に響く音楽になります。

ですが、そもそも素晴らしい人を感動させられるような曲でなければいくら演奏家が素晴らしい演奏をしても、心に響く音楽を奏でることが出来ません。

偉大な作曲家たちが残した素晴らしい音楽はなぜ素晴らしいといえるのでしょうか。
そこを突き詰めていったときにとても音楽において大切な要素である、和音(コード)の重要性に気が付くことが出来ると思います。

そういった音楽の和音進行をどうやって美しく書くか、ということがこの和声法で身につけたい内容です。

作曲をする人だけではなく演奏者も、どのように作曲家が意図してその和声進行を選択したのか・・・を追求していくことにより、その音楽をどのように演奏していくべきかという解釈の大きなヒントになるはずです。

 

オススメの教本

音高音大でよく使われている教本

芸大和声と呼ばれる本です。
音高や音大の授業で一番使用されている本ではないでしょうか。

第1巻から第3巻まであり、また別巻として回答例が載っているものがあります。

私も音大の授業でこの教本によって勉強しました。
この本は先生の下で勉強する分には問題ありませんが、独学で勉強するのは少し難しいと思います。

なぜかというと、ひたすら問題を解くことがメインであり実際の曲でどんなところで使われているか等の例が載っていないためです。

独学にオススメの教本

独学でオススメしたいのはこちらの教本です。

実際の譜例も沢山載っているし、またポップスやジャズを勉強している人でも読みやすいようにクラシックの和音の呼び方とポップスなどで使われるコードのそれぞれの呼び方の互換性について書いてある表も載っており、様々な人に読みやすくなっていると思います。

あとがき

最後に和声法を勉強するにあたって覚えておいて欲しいことがあります。

和声法では、禁則が沢山出てきます。

ただ、禁則はあくまで和声法を勉強するにあたって禁止されているだけであって実際作られている曲には和声法で言う禁則も沢山含まれている曲があります

じゃあ、和声法なんて勉強しなくても良いじゃんと思う人も居るかもしれません。

和声法はより美しく変化のある和声進行を書くことに特化した方法論です。

実際の曲ではそうではなくわざと違和感があるようにしたい場合もありますよね。

その際、和声法を勉強していればわざと和声法で禁則とされていたことを行ってみれば、より自分の理想に近い音楽を書くことが出来るのかもしれません。

和声法を勉強することによって、作曲や演奏の何かヒントになるはずです

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