2部形式
2部形式は前回の記事でも紹介しましたが、二つの大楽節から構成される主に16小節の形式です。

歌謡形式と1部形式とは?
前回の復習!
前回の楽式論の記事で、小楽節と大楽節について紹介しましたよね!
大楽節の部分が特に、歌謡形式を覚えるにあたって重要になってきます。
今回の歌謡形式についての記事を見る前に、この記事を見てしっかりと覚えておいて...
2部形式の構成パターンには次のようなものがあります。
パターン1、似たもの同士
前半と後半が類似した性格の大楽節で構成されている曲です。
但し、後半は必ず変化します。
ちなみに前半後半がよく似ているので、 A・A’ と表します。
パターン2、違ったもの同士
前半と後半が異なる性格の大楽節で構成されている曲です。
様々な小楽節を組み合わせて作られます。
ちなみに前半後半が異なるので、 A・B と表します。
この曲の場合は、小楽節はabcaです。
しかしaa’bb’や、一番多いパターンのaa’ba’等もあります。
3部形式
3部形式は、3つの大楽節から構成される主に24小節の形式です。
構成パターンは
- ABA
- ABC
- AAB
- ABB
- AAA
等があります。
このうちで一番よく見られるのはABAです。
それぞれの楽節が、 主楽節・中間楽節・主楽節 と呼ばれます。
小3部形式
通常の3部形式(大楽節×3=24小節)の代わりに、小楽節×3=12小節で作られている3部形式のことを小3部形式といいます。
民謡や童謡でよく登場します。
たとえば、童謡のかっこうも12小節の曲です。是非自分の目や耳で確認してみて下さいね!